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おしらせ古瀬さん(iPhone au)が退室しました。  (2022/4/3 04:37:09)

古瀬(……違う。俺はもう、弱くなどはない。)厭な記憶。それを振り払うように力強く首を振れば、頰を幾らかの枝が掠った。切り傷が出来たとて、不思議と気にはならなかった。草木が乱れるのも、己の身が傷つくのも気にせず、悠々としたまま兄の背を追う。それが俺なのだ。俺は、誰にも俺の邪魔を、兄上の邪魔などさせない力を持つ。武力でもいい。権力でもいい。何だっていい。目の前の庭を眺める兄の後ろで、幾輪かの花を落とすのも構わず歩みを進める。そうしてこうして、開けた裏口の側に出た頃には、すっかり装いも乱れていた。多少のやんちゃもしてこなかった、存在しない子供心が擽られる。頭についた青葉を払うと、前方で何かを見つめる兄の隣に立つ。その瞳に収められたのは桜の樹だ。もう暫くすれば蕾を開かせるであろうその姿を美しいと見るには、如何やら純粋な心が足りないらしい。険しい顔の兄の手に触れた。「兄上」意識を逸らすようにわざとらしく擽ぐるように触れたのは、きっと隣に立つ自分より強く刷り込まれた痛みという名の別人に向けられるその目が憎いから。   (2022/4/3 04:36:50)

古瀬兄からの言葉に、少ししょげたような下がり眉のまま頷いた。兄上は普段俺の何倍も傷を受けているのだ、これくらいで弱音を吐いて御心を煩わせるなど恥にも値しない愚行。そんなことは己に対しても許せるものではない。一歩先に細道を行く兄の背を追いかけるようにして、一歩一歩と慎重に歩みを進める。それでも矢張り草木にこの身は邪魔と写り、その棘を以て道を阻む。庭の花々はまるでこの家の人間そのもののようだ。幼き日の情景が不意に重なる。あれはいつだったか、そうだ。初めて兄上と共に居ることが知れた時のことだった。兄上を座敷牢へと引っ張っていく父と、俺の手を逆に引く母。当時は兄よりも身が小さかった俺には、そんなか弱い力にすら抗うことが出来なかった。必死に兄の元へ向かおうと足を動かしても、蔦のように絡まる人の腕が俺を止める。兄はどんどん先を行く。俺の手は届かない。そうして、次に会った時には、その身体には無数の華が咲くのだ。紅や紺の、色取り取りの華が。   (2022/4/3 04:36:35)

古瀬(( _ おはようございます❕🙌 お返事遅れちゃってすみませんでした😢(おあいこなのでセーフ……❔🤔) _ 尋哉くんが普段見過ごしていた点でふとした瞬間気付いた時に掌の上なんじゃないかとゾクッとしてくれると可愛くてらゔ、ですね❕(歪み) そして扱いが酷ければ酷い程愛は歪んで帰ってくるので、古瀬的にはオールオッケー❕です❕(何一つよくない) _ アッアッ、ニュアンスがちょっと歪んで伝わってしまった💦 複数の御相手様と也をする分、レスも沢山用意しないといけないだろうな〜と思った時にリアタイしちゃうと閑箕ちゃんがお返事書く時間を奪ってしまうので大変じゃないかな、なんて思ってただけなので❕多窓は全然大丈夫です❕🙆‍♂️   (2022/4/3 04:36:22)

おしらせ古瀬さん(iPhone au)が入室しました♪  (2022/4/3 04:36:07)

おしらせ閑箕さん(Android 138.64.***.191)が退室しました。  (2022/4/1 07:34:46)

閑箕この家の庭では 、毎年 分家や各方面に散った榊家の人間を呼び寄せて 花見と称した三日三晩続く酒盛りを行う 。当然俺は表に出ていくことなんてないが 、その日は酒の入った父上からの折檻が酷くて困るのだ 。「 桜なんて咲かなきゃいいのに 、」耳を掠めたその音は 、かき分けた枝に絡まって消えてしまった 。いつの間にか細道を抜け 、裏口に当たる少し開けた場所に出る 。母屋を挟んだ向こう側にはたくさんの桜の木が根張っているというのに 、この場所には悲しきかな 1本の桜が悠々とさんざめいている 。外気が肌の表面を硬化させていくような感覚に眉をひそめた 。桜の木はもう 蕾が伊吹く寸前なのだろうか 。   (2022/4/1 07:34:43)

閑箕問いかけに対して 彼らしくない声に少々の笑いが漏れてしまった 。体躯180を超えているであろう彼でも 通り抜けられないこともないだろうが 、尖った葉枝が刺さっては痛いだろう 。しかしながら この道を通る以外に母屋の中に入るには正面玄関のみ 。仕方ない 。「 痛いのは我慢しかないな 」わるいけど 。弟だけを正面玄関から戻すような選択肢は無きにしもあらずではあるが 、我慢してもらうこととしよう 。がさがさと葉をかき分けて細道を抜ける 。この庭でも 季節が巡れば見渡す限りに金木犀から花菖蒲 、百合や紫陽花 。手入れされた人工的な生命力を目一杯に付けて この庭は榊の名を冠するのが場違いなように彩りで溢れる 。産声をあげたときから定められた型でしか生きられないというのに 、阿呆らしくあがき散っていくだけだというのに 。なんとも排他的で滑稽なものである 。だから俺はこの庭がさして嫌いではない 。今の時期はなにが咲くだろうか 。桜だろうか 。( ... 花見はあまり好きじゃねえ )   (2022/4/1 07:34:41)

閑箕「 ... そんなもんか 、けち臭いこの家なら妥当って感じもするがな 」鼻で笑いながら小声で告げてみる 。口にしたこともない生魚の切り身の容貌を想像してみる 。この家において俺の立ち位置は 娯楽なんて与えられるものではない 。幼い頃から無駄に積み上げられた古くさい手記だとか 、小屋から引っ張り出した用途がわからない物体だとかが遊び道具だった俺にとっては 、それこそ刺身だとか鶏の丸焼きだとかは幻想の食べ物でしかない 。以前 厨房の裏口からこっそりと部屋まで戻った際に一度だけ見たあの豪勢なお造り 。あれは一体どのような味わいなのだろうか 。鮪だとか鰹だとか 、名前だけは文献でいくらか見たことがある 。俺はきっと早死にするだろうから 死ぬまで口にすることはないのだろうが 、実の弟には美味しいものを口にして 生を全うしてほしい 、なんて 気持ち悪い 。なぜか後ろめたい気がしてしまったのは気がつかなかったはず 。   (2022/4/1 07:34:21)

閑箕(( 、 おはようございます ~~ !🙌 お返事遅れちゃってごめんなさい 🙏💦 / 庵司くんが身の回りのことを先んじてこなしてくれていることは ところどころ気づいてそうでもあるけど 、大抵のことには気が付かないんだろうな ... 🤔( やってくれてるとは思ってない )そうなのか ... そしたらもうちょっと庵司くんの扱いが酷くなっちゃうかもしれません 🙄( 閑其の好み )( ブレるな )/ アッ ! 多窓が苦手なら申し訳ないのですが 、言い訳としては 本部屋では専用様へのお返事が書けたら置きに行く ~~ とかは良くやってまして 、大抵お相手様もお忙しいみたいで置き炉留方式になっているので 言うほど多窓ではないんだよという感じです ... 🙇( ? )掛け持ちはしててもその一瞬だけですのでどうかお気軽に 🙇‍♂️( 言い方 )   (2022/4/1 07:25:56)

おしらせ閑箕さん(Android 138.64.***.191)が入室しました♪  (2022/4/1 07:15:53)

おしらせ古瀬さん(iPhone au)が退室しました。  (2022/3/29 22:04:44)

古瀬やがて見えてきたのは、正面玄関の右手。低木の隙間を縫うようにして行く小道があった。確かに此処を真っ直ぐに突っ切れば、裏口へと素早く抜けられるだろう。しかし、兄程の、否、人並みの身の丈ならば苦労せずに入ることが出来るであろうその空間に対して、己の巨躯は仇となった。無理に通ろうとすれば、着物から顕になった腕や首元、顔にも容赦無く木々の葉が突き立てられるだろう。悩んだ末、「やれるだけは、やってみますが」と珍しくしおらしい声が飛ぶ。最悪、自分は表から戻ることも出来るが、それは兄と一時でも離れることになる。その間にまた彼に何か事が及べば、その時こそ自分が自分に対して平常を保てるか分からない。多少の傷で済むなら安いものだと、不安げなまま身を屈めて兄の背後で頷いた。   (2022/3/29 22:04:41)

古瀬「兄上が望むのであれば、俺も用意出来るよう尽力致しますが……俺一人では来賓でも居ない限り拘りませんよ。豪勢な食事にかまけている暇があれば、その分兄上と共に居る方が余程身には良いですから」果たして何を意図しての言葉かは、茶化すように口にする彼からは読み取れない。変なところで真面目なのだ。不思議そうに首を傾げている内に近付く母屋の姿。近付くにつれ、兄の表情が硬くなる。真正面から入ることを危惧しているのだろう。俺が庇い立てをするわけにもいかないというのが何とももどかしい。口に出したところで、優しい兄は愚弟に心配をかけまいと、大したことはないと虚勢を張るだろう。しかし彼の身に鞭が飛ぶ姿を見たくてこのような真似をしているのではないのだ。如何すれば。思案に暮れ入れば、その様子を知ってか知らずか兄が口を開く。示唆されたのは自分の知らぬ近道の存在。聞き覚えのないそれに小首を傾げる間もなく、兄はすたすたと先を行く。置いていかれるというほどの速さではないものの、少し焦って大股で着いていく。   (2022/3/29 22:04:38)

古瀬(( _ こんばんは❕ _ 女中や身内に対しては自力でなんとかしろというスタンスを貫いているのに、尋哉くん相手には何でも先手を打って多少のことはやってしまうんでしょうねえ… _ 解像度4K目指して私も頑張りますー❕💪 クソデカ感情と共に都合の良い頭も持っているので、大抵邪険にされてもいいように考える便利な兄上煩悩です☺️ _ 本部屋もちょくちょく見に行くのですが、結構並行して色んなお部屋を掛け持ちされていらっしゃるので、遠慮しちゃうのが悪い癖です😢 いつもありがとうございます❕無理なくゆっくりいきましょう❕というわけで御返事です❕✉️   (2022/3/29 22:04:15)

おしらせ古瀬さん(iPhone au)が入室しました♪  (2022/3/29 22:04:10)

おしらせ閑其さん(Android 138.64.***.191)が退室しました。  (2022/3/29 17:27:17)

閑其表玄関が見えてくる 。和風らしく掛軸や生花で飾られているはずだが 、こんな時間に俺が扉を開けばそれこそ夕餉や 下手したら寝床の安否まで危ないやもしれない 。「 ... 裏口まわるか 」提灯の灯りが点き始めた正面玄関を右に抜けていけば 、厨房に繋がる裏口への近道がそこにはある 。日々 皆々様の目を避けることの多い俺が良く通る裏道 。庵司にバレても塞がれることはないだろう 。相変わらず低木が植えられて ちくちくと細長く尖った葉が肌を刺すのが嫌なところではある 。しかし ここを通らないことには中に入れない 。少し狭い細道ではあるが 、男1人通れないこともない 。...... ( 男1人 ? )「 庵司 、通れるか ? 」忘れていた 。振りかえって彼の様子を伺う 。ただでさえ大きな身体をしている彼のことだ 。俺のように容易にはいかないことだろう 。   (2022/3/29 17:27:14)

閑其( あぁ 、戻りたくない )なんて 、思ってしまうのはなぜだろうか 。現実味のない月明かりに照らされては 、虐げられ繰り返してきた毎日を紡ぐ母屋が憎たらしく思えてしまう 。俺の中では逃げ出したいくらい灰色な現実という名の榊家 。そんな家の延長であるはずの小屋が 、現世から遮断された空間であるように思えてしまったのが気持ち悪い 。俺にあてがわれたのは まるで座敷牢かのような一部屋なのだから 、そこから逃げ出したいと思うのは当然といっちゃあ当然なのだが 。   (2022/3/29 17:27:12)

閑其「 聞いたら余計に腹減った 、」やはりこれでいい 。きっと家の人間に媚を売って少しでも好感度を得ようというのであろう 。的外れな思惑だ 。散々利用しつくしてやろうではないか 。らしくなかったのだ 。嗚呼 、そうに決まっている 。今までこの脳内を占めてきた かたちのない靄を乱雑に拭うと 、幾ばくか呼吸が楽に変わった気がした 。ありもしない仮定に頭を悩ませるなど俺らしくない 。俺はこのまま彼の言うことをへらへらといなして殺して最大限に無礼を働いていれば良いのだ 。「 ッあー 、たまには刺身食いたくねえ ? ... お前は毎日のように食ってんのか 」おちゃらけた調子で言えば 、彼は自虐的に感じるだろうか 。秘められた彼の気遣いなど微塵も知らず 、かけられた羽織を無遠慮に着直す 。言い聞かせるように月が輝き始めた夜空を見上げては 、母屋の建物が見え始めた 。   (2022/3/29 17:27:00)

閑其(( 、 こんにちは ~~ !🙌 / 兄上限定の字面ににっこりしちゃったな シズキは ... 😊( にげて )良かったです ~~~ 😢 コイツなんで今こんなこと考えてんの ??? としかなっていないので 、もっと解像度を高めていきたいです !!👊💥💥( 感想文 ) 庵司くんの方も特に解釈ちがいありません !!( ??? )クソデカ感情の受け皿のステータスをもっと上げなきゃなとか思っちゃうくらいには大好きです 😘😘( )リアタイはほんとタイミング的なものですよね 😢 元々は書置方式を主とするつもりだった( 思ったより待機時間がトータルで多い )ので全然大丈夫です !!👍   (2022/3/29 17:25:29)

おしらせ閑其さん(Android 138.64.***.191)が入室しました♪  (2022/3/29 17:19:02)

おしらせ古瀬さん(iPhone au)が退室しました。  (2022/3/28 15:07:04)

古瀬「そうですね……こんなに冷える日には、牛乳と炒り卵の汁物がよく合いましょう。ええ、きっと、それがいい。芯から温まります」本当ならば、渡来の品、咖喱飯だとか、炸肉餅だとか。そういったものを誂えたって良いのだけれど、そんなものを出したところで彼が考えるのは高価なものがどんな折檻に変わって帰ってくるかということだけ。そんな話がしたくて態々構っているわけではないのだから、敢えてそういうものは避けている。文句の言いようがないように、飽くまで建前は質実倹約を示す。ともあれ、知らなくて良いことだ。貴方はただ、飯を糧に変えて生きてくれれば良い。ただ生きてくれれば、側にいてくれれば。それさえも俺から奪おうとするこの哀しい世に、今まで通り逆らって生きてくれればそれで良い。暫し歩みを進めた先、母屋に辿り着くまで、彼が口にすることがあれば必要なことだけを答えて歩いていく。彼は、居心地が悪いだなんて渋い顔をするだろうか。   (2022/3/28 15:06:54)

古瀬細まった目元は己の証明。無駄に育った身体も、一族の証と言わんばかりの黒曜も、そんなもの必要ない。俺に必要なもの、それは全て今この瞳の中にあるもの。それだけでいい。だからこそ、不自然な問いかけから感じる愛おしい不和に気付いていることなど表には出さない。愛しい人、貴方は知らないままでいい。気付いた時には俺の腕の中にいればいい。なんて、指先を態とらしく弧を描く口元に寄せると思案するような口振りで返した。   (2022/3/28 15:06:51)

古瀬(( _ こんにちはー❕ 元を辿れば火事場の馬鹿力(兄上限定)という感じの超限定的な怪力だったのに、一体どうしてこんなことに…🤔 _ わ、了解です❕ 私視点尋哉くんの伽羅がまだ掴み切れていないというのもあるとは思うのですが、特に解釈違いは感じないです❕(雑食の悪いところ) 逆に庵司の方にも何か伽羅として変更すべき点があれば、気兼ねなくご指摘いただきたいです❕😢 御返事は私も遅くなってしまってリアタイできていないので、気にしないでください…❕よろしくお願いします❕🙏   (2022/3/28 15:06:27)

おしらせ古瀬さん(iPhone au)が入室しました♪  (2022/3/28 15:06:15)

おしらせ閑箕 .さん(Android 138.64.***.191)が退室しました。  (2022/3/28 13:48:22)

閑箕 .「 今日の夕餉は 」話題もなく不自然に問いかけた振りに彼はなんと答えるだろうか 。未だ女中に作らせているのだと勘違いしている俺は 、彼に問うてもはっきりとした答が返ってくることなど微塵も期待していなかったが 。話題探しのために 今日はなにをしていたか だなんて次期当主に聞くほど俺は馬鹿ではなかった 。彼の多忙さを俺の無意味な消費のために気を使わせてはいけないと 、どこかで感じてしまったから 。   (2022/3/28 13:48:19)

閑箕 .いとも容易く足元から握り締めるような彼の距離感に感じるのは 、窮屈さと少々の自己嫌悪 。( 心を許してはならない )( いずれ自分に手を上げる )背中にかかった羽織が酷く質量を増してまとわりついてくる 。( 信用すれば良い )( 全てを委ねてしまえば良い )楽な方へ傾きたい 。しかし 一時の刹那に楽な方向が 、必ずしも今後も天秤を保っていられるとは限らない 。夕餉について貼り付けられたように柔和に告げる彼は 、俺がそんな矛盾した的外れな選択を自らに迫っているとは露とも知らないだろうが 。どくどくと不健康に鳴り始めた心臓を押さえて前を向く 。今はこれでいいはず 。俺が存在することで 榊家に損害が出る 。あらぬ噂で 次期当主への株が下がる 。現状維持とは 、現実の今を削り取って存在していることなんて 、俺は気が付かないフリをしていた 。   (2022/3/28 13:48:14)

閑箕 .相変わらずコイツは面倒だ 。後ろから優しく声をかけられては強く感じてしまう 。ここまで情けをかけてもらっては 失礼以外のなにものでもないだろうが 、感じるくらいは許してくれないだろうか 。歩き出せば肩にかかる上等な羽織に眉をひそめた 。埃っぽい着物の上から 彼の丈が合わない羽織がかかれば 、些か居心地の悪さと同時に少しだけの靄を感じる 。知らない 。こんなの知らない 。これは嫌がらせが思わぬかたちで達成されてしまったことへの優越感でしかないのだ 。そうでしかない 。だから嫌なのだ 。コイツといると息苦しい 。コイツと話すと窒息しそうになる 。そこが悪意の沼なのか 底知れぬ大海なのかは計り知れないが 、じわじわと足元から迫って 徐々に下腹部から肋骨 、肩 、耳 。その全てが侵食されたように温く居心地の悪い生暖かさを発すると同時に 、ぎゅうぎゅうと身が締め付けられていく錯覚を起こす 。そうこれは嫌悪 。そうこれは厭悪 。生まれてこの方 異端な髪色を誇示することで周りへの棘を張り巡らし 、不可侵性を保って情緒を安定させてきたというのにコイツは 。   (2022/3/28 13:48:05)

閑箕 .(( 、 こんにちは ~~ !!🙌 庵司くん めちゃめちゃ高い身長も相まって 歴史書とかに記されちゃいそうだなって 🙄( おい )/ それとなんですが 、お返事に私自身ちょいちょい満足いってないところがあったりするので 、解釈違いとかあれば教えてくれたらなと ... 😢 早急に研究しなおしたいところなんですが キャラの系統に偏りがあるもので 掴めるまで時間かかっちゃうかもしれません 🙄 要するにお返事遅くても気にしないでねってな感じです 🙇‍♀️   (2022/3/28 13:47:47)

おしらせ閑箕 .さん(Android 138.64.***.191)が入室しました♪  (2022/3/28 13:43:16)

おしらせ古瀬さん(iPhone au)が退室しました。  (2022/3/27 23:42:17)

古瀬「さ、早く戻りましょう。夕餉もきちんと用意致しますよ。御安心を」其れが俗に言う“自己満足“だとしても、彼の価値観の中で兄の為になる行為ならば全てが尊ばれるものである。高い金をかけて勝手に用意されたということには何の価値もないが、兄の身を暖めることが出来るのであれば百万石では足りない価値が認められるのだ。   (2022/3/27 23:42:14)

古瀬(俺のような力任せしか出来ない男の身を案じてくれるなんて、本当に出来た御方だ。それなのに、どうして。)其処まで考えて、静かに思考を止めた。きっと神が俺に与えた唯一の賜物なのだ。俺にだけ価値がわかるようにしてくれたのは、他の者が兄上を愛するような事があっては、俺が憎悪を刃に変えてしまうとわかっているからなんでしょう。戻された掌を眺めながらにこり、笑みを深めた男。その他からしてみれば、そんなのはただの詭弁にしか過ぎない。しかし其れを口に出せる地位や力を持つ者は、この家には存在しない。「……お気遣い、痛み入ります」折角温かかった料理も、きっと戻る頃には冷めているだろう。別に良い。作り直せば良いのだ。勿論、女中なんて手の汚れた奴に任せては何をされるか分からないので、自分の手で作ろうと決めていた。生憎細かい作業は苦手だが、兄のためならとこれでも日々研鑽は積んでいるつもりだ。二の腕を摩りながら歩く彼の一歩背後をついて歩くと、思い返したように自身の羽織を退けるとそっと前の彼にかけてみる。矢張り身の丈が違うからか、少々大きいそれに目を細めた。   (2022/3/27 23:42:01)

古瀬下げた頭で辺りを見た。埃が積もっていないのはきっと、彼が丹精込めて掃除を済ませたからなのだろう。そう考えると、全く関心を持っていなかったこの空間全てに価値を見出せるとさえも思えてしまう。全く単純なもので、直ぐに先程までの不機嫌は何処へやら。笑顔を浮かべている彼には、兄があまり良い心持ちでないことなど馬耳東風のようだった。仮に兄が指摘をしていたとしても、兄が自分の話をしてくれた、くらいにしか捉えられない彼にとっては些末なことではあるのだろうが。そうして地面に笑顔を惜しげなく示していれば、不意に手が重なる。頭を上げれば、他でもない愛おしい兄が立っている。己の手を確かめるように何度か目を凝らして見るその様子に目を瞬かせていると、如何やら此方に傷がないかを確かめていたらしい。   (2022/3/27 23:40:52)

古瀬(( _ こんばんは❕ _ 描写とはいえ人間離れしすぎて、後世創作された人物では?とか議論されるタイプの謎のパワーを持ってしまった🤔 引いてる尋哉くん、曲がりなりにも自分にその力が向くとは思ってないところに信頼を感じてらぶなのです❕   (2022/3/27 23:40:24)

おしらせ古瀬さん(iPhone au)が入室しました♪  (2022/3/27 23:40:08)

おしらせ閑箕さん(Android 138.64.***.191)が退室しました。  (2022/3/27 20:51:47)

閑箕(( 、 それでは ~~ 👋   (2022/3/27 20:51:44)

閑箕「 ... さむい 。はやく中戻んぞ 」両の二の腕を擦りながら彼の方を振り返り 、声を小さくかける 。あー 、一緒に歩いているところを見られたらまた嫌がらせを受けるだろうか 。...... まあ良いだろう 。彼の榊家での力は強い 。次期当主最有力候補として先ほども対談をしてきたところなのであろう彼が一言かければ 、従者や従兄弟らも震え上がって自重するのであろう 。コイツは便利でいいよな 。やはり権力は持つものであると彼を見ていて思うのは良くないだろうか 。   (2022/3/27 20:51:29)

閑箕月明かりをバックに頭を下げている彼の身体に添えられた手を取って確認する 。これでも次期当主様だ 。軽々しく触れるのを見られては 汚らわしいと言われても仕方がないのだが 、俺の脱出のために彼の拳を傷つけたとなれば 余計に折檻が増える 。個人的には後者の方が困るため 、一回り大きな彼の手のひらを裏返したり 振ってみたりするが 特に傷が見つからなかったので そのままの位置に戻した 。「 腹へった 、取り敢えずありがとな 」埃くさい空間から逃げ出したくて 一歩外に足を踏み出してはあくびを1つ 。宵闇の深さが暗澹と牙を向いたように感じたが 、射した月明かりがそれを緩和させているように思えた 。   (2022/3/27 20:51:23)

閑箕やっと来た 。毎度ながら過保護な物言いをする彼に呆れながら素直に扉から離れる 。そもそも彼がなぜここへきて探しているのか 。その点から理解が及ばない 。大方俺が幽閉されているようなあの部屋に夕食を届けに来てくれていたのであろうが 、ここまで血相変えたように探しに来ずとも死にはしないのに 。( いや待てよ 。普通に死ぬか )あのまま眠りこけて朝まで過ごせば 、日中はあたたかくなってきたとは言えども外気は冷たく身体を刺す 。今でさえ肌寒いのだから 、きっと夜を明かす頃には冷たい身体となっているだろう 。ダメだダメだ 。まだ 俺は父上方に復讐を与えてやらなければならない 。今のこの世に排他的な独裁家庭をおく彼らに 。なにやら物騒な音が聞こえてきたと思えば 、先ほどまで開かなかった扉が 抵抗なく開く様はどこか腹立たしい 。というかコイツ 、まさかじゃないが拳で錠を破壊したと言うのか 。「 ... 庵司 、お前 」少し 。少しだけ人間であるかどうかを疑ったが 、感謝の気持ちを持たなければならない 。流石にあからさまに引いて見せるのはやめておこう 。   (2022/3/27 20:51:08)

閑箕(( 、 こんばんは ~~ !🙌 力こそパワーな庵司くん .... 😌💓( びっぐらぶ )( っょぃ )お返事です !   (2022/3/27 20:49:40)

おしらせ閑箕さん(Android 138.64.***.191)が入室しました♪  (2022/3/27 20:48:09)

おしらせ古瀬さん(iPhone au)が退室しました。  (2022/3/27 13:11:40)

古瀬(( _ それでは❕   (2022/3/27 13:11:37)

古瀬「少し、扉から離れていてくださいね、兄上」少々荒療治ではあるが、今後のことを考えれば。そう思い切ると、錠前のついた其処を手に取る。矢張り、人の手が入らず久しい事もあり、錆が目立つぼろぼろの有様だ。真新しいものであれば素直に鍵を取りに行ったことだろうが、今は一刻の猶予のない。何より、これ程までに劣化しているものならば造作もない。大きな掌の中に力を込めると、その勢いのままごうん、と錠前に向かって叩きつける。手入れもされず弱っていた金物にその衝撃を耐える力はなかったようで、目論見通り、がちりと音を立てて壊れた。もうこの扉はただの木板に過ぎず、隔てる役割を担うこともない。手に幾らか残った錆を丁寧に払うと、そのままゆっくりと扉を開いた。「……お待たせしました。即座に行方を掴むことも出来なかった愚弟をお許しください。兄上」丁度月が昇り始めたようだった。深く頭を下げると、夜の中では一際明るく見える美しい兄に一言、謝罪の言葉を述べて。   (2022/3/27 13:11:11)

古瀬「兄上……?嗚呼、兄上!其処にいらしたんですね!ええ、ええ。すぐに開けて差し上げますから、御安心を。もう大丈夫ですからね、兄上」家の者でもそうは聞かない、上ずったような歓喜の声を寂れた扉越しに無遠慮にぶつける。此処は資料室とやらだったか。実態は形骸化していて、自分も足を運ぶことは少なかった。その所為か、下の者にはいいように使われていたらしい。確かに兄上の姿形だけを見て忌み嫌う者からすれば、その姿すら見たくないというのだから距離自体を離して仕舞えば良いというのは合点がいく。尤も、猿山の大将の考えそうなことであって、人間様には遠く及ばぬものに変わりはないと冷めた合点の行きようではあったが。胸に抱いた感情をそのままに、かちり閉じられた錠前に眉一つ動かさず視線を向けると、今一度中の兄弟に向かって声をかけた。   (2022/3/27 13:10:53)

古瀬一歩足を踏み出す度、一言声を発する度。刻々と日は暮れていく。刻々と命が削られる。そう思うと、瞼の裏には否が応でも静かに動かなくなった兄の姿が浮かんでくる。その度に焦燥に駆られ、また一歩、また一言彼を探す為に身体が動く。最悪の結末を想定しながら息をするのは、いつまで経っても慣れない。そうして、何度目かの小屋の近くに差し掛かった時だった。『庵司』確かに己の名を呼ぶ声。足が止まる。必死に声を張っているような大きさでもない、さながら呼びかける程度のものだったが、この男が聴き間違える筈などない。この世で最も愛し、執着している者からの呼びかけ。狗が主に呼ばれれば応とするように、彼もまたそう出来ていたようだった。   (2022/3/27 13:10:35)

古瀬(( _ こんにちは❕決して大声を出さないで少し期待しちゃう尋哉くんがとても、らゔ💘です❕ お返事です❕   (2022/3/27 13:10:22)

おしらせ古瀬さん(iPhone au)が入室しました♪  (2022/3/27 13:10:17)

おしらせ閑箕さん(Android 138.64.***.191)が退室しました。  (2022/3/27 00:57:20)

閑箕(( 、 ではでは ~~ ✋   (2022/3/27 00:57:18)

閑箕兄上 、兄上 。( はいはい )未だ聞こえる無駄に大きい声に溜め息を吐きながら 、その場に立ち上がって着物の裾をはたく 。板張りの床ではあるものの 、母屋のように艶出しが施されたものでなく 、空間と同じように埃が積もっている 。先ほど時間をかけて箒がけしたとはいえ 、腰を降ろして なおかつ数十分か眠りこけていたのだから 、服が汚れていてもおかしくはない 。さすがに埃ついたまま母屋に戻るわけにもいかない 。『 兄上 ! 』ああ うるさいな 。少しだけ眉をひそめては 、扉を叩きながら声をあげた 。「 庵司 いるか ? 」助かった 。同じ体制でいたことで少しだけ痛む背骨と首を擦りながら 、何度か彼の名前を呼んだ 。こんなの女中に見つかって告げ口されたら 、また口が開かなくなるくらいまで折檻の雨が降るだろうが ここから出られないことにはなにも口にできない 。それでは彼がせっかくあたたかい食事を運んできてくれるのに示しがつかない 。「 おい 庵司 、開けてくれ 」きっと必死な大声でなくとも 彼の耳には届くだろう 。少しの期待のようなものを込めて 、がたがたと鳴る扉越しの彼に向けて 。   (2022/3/27 00:57:01)

閑箕『 __ 兄上 ! 兄上 ! 』なんだよ 。聞こえてるさ 。何故か遠くでふわふわと自分を呼ぶ彼の声がする 。ふわふわゆらゆらと自覚と理性が覚束ない場所で 、姿の見えない彼を探しているような気がした 。____( うるさい )ふと手放していた意識を取り戻して目が覚める 。埃くさいその場所で その姿勢のまま眠りへと引きずり込まれていたようだ 。組んでいた腕をほどいて 凝り固まった首を伸ばす 。どのくらいこうしていたのだろうか 。いつの間にか差していた茜は消えてなくなり 、代わりに宵闇の孤独がその場を蹂躙している 。外からは聞き覚えのある声がどんどんとボリュームを増して 近付いてくるように思えた 。自身より数年後に産まれた筈の弟は 、今では俺より上背のある身体つきとなってしまっていて 、その身体から発せられる声も比例して大きいのである 。扉を隔ててでもはっきりと耳では音を捉えられる程には 。   (2022/3/27 00:56:58)

閑箕(( 、 若者に無言の圧をかける 庵司くん .... 好きでしかない 😢 そしてあたたかい夕食に取り替えてくれるんだね 、それも自分のと .... ッッ !!!🙄( きもい )/ 詳しくお返事ありがとうございます 🙏 お返事書けたので投げちゃいますね ~~👍   (2022/3/27 00:56:39)

おしらせ閑箕さん(Android 138.64.***.191)が入室しました♪  (2022/3/27 00:54:00)

おしらせ古瀬さん(iPhone au)が退室しました。  (2022/3/26 12:37:58)

古瀬(( _ 前後関係を書いたら長くなってしまった…💦 小屋の近くまで探しに来たので、そんな感じでお願いします❕(次炉留からはそこまで長くならないと思います❕)   (2022/3/26 12:37:55)

古瀬「 ……ッ、いけません。こんな真似をしている間にも、兄上は……愚弟をお許しください、兄上。直ぐにお側に……」兄を想う故の苛立ちに身を支配されそうになるも、その熱を取り払うのもまた兄だった。眉を下げ、懺悔の言葉を口にしながらも、その裏では既にある程度の目星はつけていた。「 ……表立った、人目につくような場所には兄上は召し遣わされない。母屋は外の者も出入りする以上、精々、あるとすれば……離れの方か……?」 目を薄く閉じながら考えをある程度纏めると同時に、大振りな巨躯を翻すとそのまますたすたと目的地に歩みを進める。道中、何人かの女中に声をかけられたが、目を向けることもなかった。絞った所で、どうせその皺寄せが来るのは兄上だ。ならば用などない。そうして暫くして、離れの方に辿り着いたのは夕陽が沈んだ後のことだった。既に肌寒さを幾らか感じる外気に、一層の心配が募る。「 兄上!兄上!何処です、兄上!」大きな身体から出せる最大限の声で呼びかけながら、右往左往と辺りの小屋を見て回った。届いてくれと、見当違いでないことを祈りながら。   (2022/3/26 12:36:42)

古瀬「 兄上……いらっしゃいますか?ふふ、夕餉をお持ちしましたよ。今日もまた女中に嫌がらせをされてしまいましたね、さ、俺のと取り替えっこしましょう。ね?兄上」ひっそりと佇むその場所は、広い御家の中でも取り分け見つけ辛い座敷牢のような位置。けれど、愛おしい兄は普段其処に居るものだ。今日もそうだろうと思い、薄く湯気立つ皿の乗った盆を手にやって来た。しかし妙なことに、返事がない。不思議に思い中を覗き込むと、如何やら無人のようだった。「 ……妙ですね。もしやまた、雑用でも押し付けられたというのでしょうか。はあ……あの、愚か者共め!何処まで兄上を愚弄すれば気が済むか!」人気がないということもあるが、それ以上に求めた兄の姿がなかったということに、庵司は苛立ちを隠そうともせず乱暴に盆を地面にどんと置いた。汁物が幾らか波立ち溢れるのも気にせず、ギリギリと歯を軋ませると、決して粗悪ではないその顔立ちを歪ませた。彼の頭には文字通り兄のことしか浮かんでいないようで、自身のなりのことなど鑑みる必要性もないようだった。   (2022/3/26 12:36:29)

古瀬それから、商談を終えるのは容易かった。榊の家に都合の良いような取引を相手が呑んでくれたというのも、今日は大きな収穫だった。若い芽は摘まず、どんどん自分の畑に移して仕舞えば良いのだ。そうすれば、家としての威厳は、畏敬は薄れ行くことも無い___とどのつまり、誰も此方に手出しは出来ない。例えそれが、忌み子と呼ばれた者に魅了されていようと。そんな考え事をしている間にも、刻々と時間は経つ。気付けば客人の居なくなった客間には茜が差していた。「 ……嗚呼、兄上をお待たせするなんて、なんて恥知らずな弟でしょう。きっとお腹を空かせています、早く温かい夕餉をお持ちしなければ。」つい先日は、頬に残った折檻の痕が酷くて、口を上手く開けなかった兄上。可哀想に、俺が口へ運んでやろうとしても、健気に自分で口に移そうとしたその姿。想像するだけで、邪な何かが顔を出しそうになる。兄上。誰よりも虐げられ、諦め、けれど生きていこうとする兄上。だからこそ、「 愛おしい 」。宙を眺め、恍惚とするその頬の赤さは、決して夕陽のような美しい明るさではない。夜の帳と共に訪れる、底知れぬ暗さが其処にはあった。 ***   (2022/3/26 12:36:14)

古瀬「 もし、本当だと言ったら? 」ぴしりと空気が凍り付いたような、重さが場を占める。震えそうな声で口にしようとする、一体何の意味で、という言葉の一つも出てこない。見えはしないが、確かに感じるのは刺すような視線。さながら己は、蛇に睨まれた蛙。そうとしか形容ができない状況は変わることもなく、二の句が飛ぶ。「 なに、ほんの冗談じゃないか。たられば話というやつだよ。はは。それで、どうだと言うんだね。呪いがなんだって。本当だったら、お前さん。どうすると言うんだね。」笑い声の中には温もりなど存在しない。数刻も経たず、若人は耐えかねるといった様子で頭を深く下げたまま、悲鳴のような謝罪の言葉を二度、三度と繰り返すと、すっかり白くなった顔を上げた。明るくなった視界には、先程と変わらない、人の良さそうな青年がただ笑みを湛えているのみだった。 ***   (2022/3/26 12:35:52)

古瀬言葉の向かう先は、穏やかな顔を浮かべる青年。榊と呼ばれたその男のその頂には、本来女性を讃えるに用いるべき烏羽色と呼ぶに相応しい、妙な艶やかさを持った黒が、丁寧に揃えられていた。にこり、人の良さそうな笑みを浮かべるばかりで口を開かない彼に気を焼いたのか、商人は指先を彼方此方と落ち着かなさそうに動かしながら続けた。「 ……も、勿論、深追いするつもりなんてございやせんので……あの、今の話は、聞かなかったことに…… 」視線を落とし、やがて頭まで徐々に下がっていくその若人。丁度その頭が下を向き切って目の前の男の顔が見えなくなった時、不意に微温湯のような妙な暖かさと冷たさの入り混じった声が上から飛んだ。   (2022/3/26 12:35:44)

古瀬榊の姓を冠する者、それが何を意味するかは人によって様々だろう。屋敷の側に田畑を持つ小作人であれば、先祖代々身分不相応の取り立てを吉とせず融通を利かせてくれる良きお上であったり。様々な品を扱い入れる商人からすれば、その広い顔を以て縁と縁を繋ぐことのできる便利な相談相手であったり。しかしそのような明るき評判に一筋翳りが差したのは、今から十と数年も前のこと。今では密やかに、けれど榊の家に関する者ならば誰もが一度は耳にする暗い話。他でもない___無き者とされた、長子の存在に纏わる話。新たに此の地で商いを始めようと移り住んできたという若人も、何処から聞き付けたのか。伺うような顔のまま、母屋の客間に腰を下ろしては向き合い、その話の真贋を尋ねていた。「 不躾を承知でのことです。しかし、私には如何にも気掛かりなのです。その……信心深い身とも、眉唾ものに惑わされるとも、好きに言ってもらって構いやせん。ただ、私は呪いだなんだなんて話が事実だなんて、信じられんのです。こんな良家の一族の中で、そんな仄暗いことがあるとはとても…… 」   (2022/3/26 12:35:02)

古瀬(( _ うわ〜っ❕煙たがられながらも作業はしっかりやる尋哉くん、なんて健気なんだ…❕😭(やらなかったらやらなかったで折檻されてしまうのかもだけれど、どちらにせよえらすぎる) _ 素敵炉留感謝です❕お返事書きます❕   (2022/3/26 12:34:41)

おしらせ古瀬さん(iPhone au)が入室しました♪  (2022/3/26 12:34:31)

おしらせ閑箕さん(Android 138.64.***.191)が退室しました。  (2022/3/25 20:42:34)

閑箕(( 、 それでは ~~~ 👋   (2022/3/25 20:42:29)

閑箕(( 、 こんな感じです 🙌 簡単にいうと母屋からは離れた小屋( 敷地内 )に閉じ込められちゃった的な感じですので 、救助にくるでもそのまま放置でもなんでもしてもらって 😌( ??? )   (2022/3/25 20:42:16)

閑箕ふう 、と息をついて斜めに茜が射し込む小窓を眺めた 。時の頃はおおよそ入相 。黄昏時 。宙を舞う埃が茜に染まって反射している 。瞳を少しだけ細めて呟く 。「 眩しい 」今日の作業はやめ 。残りは明日 。どうせ夕食も女中が嫌がって冷めたものしか口にできないのだから 、いつ終わらせて駄弁っていても文句はないだろう 。持っていた箒を棚に立て掛けて 、外へと繋がる横開きの扉へ向かう 。あぁ 、はやく新鮮な空気がほしい 。ほんの数メートルを何歩かで移動して 、扉の縁に指先をかける 。「 ... クソ 」何度右に体重をかけてもびくとも動きやしない 。一通りがたがたと抵抗して諦める 。きっと過激派のアイツが鍵でもかけたのだろう 。良くあることだ 。がりがりと頭を掻きながら鼻を鳴らして その場にどかりと胡座をかいて腰を降ろす 。以前もあったな こんなこと 。たしか数年前だろうか 。2日程飯も食わずに閉め出されたっけか 。( 敷地内の誰も来ない場所でやる辺り 、クソでしかねぇ )音をたてて舌打ちをした 。今日は飯なしか 。しんど 。諦めて視線を虚空にさまよわせる 。「 腹減った 、 」   (2022/3/25 20:40:49)

閑箕空間を区切った扉がが相変わらず憎い 。全くもってこの場所は埃くさい 。埃が飽和しきって溶け残った 埃っぽい空気が鼻を擽る 。毎度のことながら この膨大な資料は本当に必要なのだろうかと思考が嫌な方向に傾きかけたところでやめる 。考えるだけブドウ糖の無駄だろう 。脳の容量は限られているのだから 、精一杯やってやろうじゃあないか 。相変わらずの埃くささと 古くさくて読めやしないというのに積み上げられた文献に 、一通り眉をひそめたところで作業を再開発する 。あちらの本の山を持ってきてこちらに入れ直して 。こちらの本の山を持っていってあちらに入れ直して 。資料室とは名ばかりに 、本家の母屋からは離れた小屋として建てられたこの場所が使われることなど滅多にあったものではない 。代わりに 、従者たちのサボり場所として頻繁に屯している者々が見られるらしいが 、そいつらは空気が悪いだとかそういうことを気にはしないのだろうか 。まあ 、気にしていられないほどに使い走られているのであれば同情する 。しかし 俺が掃除を命じられた小一時間前から気を使って( というか俺を蔑視して ? )近寄らないのは少々気にくわないところではあるが 。   (2022/3/25 20:40:42)

閑箕(( 、 出だしに時間かかっちゃいました ごめんね 😢 とりあえず書いてみたので投げるだけ投げちゃいますが 、絡みにくいとか 解釈ちがうとかあればご遠慮なくご指摘ください 🙇‍♂️   (2022/3/25 20:39:45)

おしらせ閑箕さん(Android 138.64.***.191)が入室しました♪  (2022/3/25 20:38:22)

おしらせ古瀬さん(iPhone au)が退室しました。  (2022/3/24 16:54:41)

古瀬((  _ わ〜っ、本当に短い時間しか顔を出せていなくて申し訳ない❕💦 (社畜おぶざでっど) _ シチュは閑箕ちゃんのいうとおり私も日常的なものから徐々に深めていけたらいいかな❔と❕ 先手については、ちょっと自信ないので、よければ閑箕ちゃんにお願いしたい…❕😢(なんでも任せちゃってほんとごめん❕)    (2022/3/24 16:54:13)

おしらせ古瀬さん(iPhone au)が入室しました♪  (2022/3/24 16:54:08)

おしらせ閑箕さん(Android 138.64.***.191)が退室しました。  (2022/3/23 23:03:44)


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